みや子さんちのなあくん

2020.6.1 40w男の子を出産。はじめての育児。

子どもの写真の話

皆さんはネットリテラシーについて学んだことはありますか?私は学生の頃を思い返してもそういった取り組みをしていた記憶はあまりありません。

現在はスマホを持つ子どもが増えたこともあり、私が教員として在籍していた学校では携帯会社の方を講師に呼び、子どもたち向けに講演が行われていました。

SNSでの誹謗中傷はいじめであることを教わるとともに、裸の写真や個人が特定されるような背景や制服、名前や住所を公開しないよう教わります。

また、学校ホームページには個人の顔が見えない後ろ姿や遠巻きの全体写真を使い、校内やクラスで配る学校新聞や学級新聞でさえ親の承諾をとっています。

学校生活の中でもSNSでのトラブルはスクリーンショットしてプリントアウトしたものを生徒指導に使います。そのくらいネットは子どもたちにも普及し、学校も保護者もネットでのトラブルに警戒をしています。しかし、あくまでもSNSやインターネットを「やめる」ではなく「うまい付き合い方を考えていく」のです。

 

ここ最近ネットリテラシーに考えるようになったのは、育児の相談をするためにツイッターを始めたものの、鍵アカウントでもないのに子どもの顔写真や裸をスタンプなどで隠すこともなく投稿している方が多いと知って驚いたことがきっかけです。特に親の自分は隠しているのに子にはそれをしない方にびっくりしています。

 

子は親の所有物ではありません。親はあくまで保護者であり、子をひとりの人間として尊重していかなくてはなりません。子にも肖像権があります。判断のつかない子に変わって保護している親が代わりに判断をします。

 

赤ちゃんの裸やオムツ姿はかわいいです。かわいい姿を見てもらって褒めてもらいたい気持ちもわかります。ただ子どもを利用して自分の承認欲求を満たすのはやめてほしい…

 

 

私が保育園児だってときのアルバムを見るとパンツ一丁で水遊びしている写真がいくつかあります。でもこのアルバムはみんなが見れるものではありません。幼児だけではなく乳児も性的対象として見ている小児性愛障害(ペドフィリア)は存在します。あなたの周りにいなくてもネット上にはいるのです。

 

個人が特定されストーカーや誘拐のリスクが高まったり、大切な子どもが性的に利用されてしまったりする可能性があることを理解した上でネットに写真や動画をあげてほしいです。一度ネットに載せてしまったものは消えないことからデジタルタトゥーとも言われています。

 

ネット上で子どもを守れるのは親だけです。